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    キーワード 経済損失、大規模発生
    病原体 口蹄疫ウイルス
    感染動物 ウシ、ブタ

    [動物の症状] 水疱

    [ヒトの症状] 感染しない

    [感染経路] 感染しない

    [敵を知る]
    口蹄疫は感染力の強いウイルスで、ひとたび発生すると、その経済損失は計り知れないものとなります。2001年にイギリスで大発生し、初動の遅さからイギリス国内の半分以上のウシが処分され、当時の畜産の責任者は更迭される事態にまで追い込まれました。日本では1908年以来発生がありませんでしたが、92年ぶりの2000年に宮崎と北海道で発生がありました。農林水産省はその感染力の強さから、交通を遮断し、近隣のウシの移動を禁止し、同居牛の処分と血液検査を行い、周りへの被害拡大を防ぎました。
    他には、1997年から台湾のブタでも発生し、台湾も発生数の多さからブタの処分に軍隊を導入しました。
    感染力の強さ、消毒薬もなかなか効かないなどヒトへの感染も示唆され心配されましたが、現在ではヒトへの感染はないとされています。

    [病原体データ]
    強いウイルスで、簡単な消毒薬や洗剤では死滅しません。過去イギリスなどでは厚い雲で太陽の紫外線が届かず、空中を舞う口蹄疫ウイルスが空気感染したと報告しています。

    [症例]
    ネコをたくさん飼っている家庭で、3匹仔猫が生まれました。母ネコがネコ伝染性腹膜炎に感染(症状は出ていない)していて、仔猫にうつしてしまい一番小さい仔猫が2ヶ月目頃から腹水が貯まるようになり、2週間ほどでお腹がパンパンになり、治療の甲斐なく食欲がなくなり腹水タイプのネコ伝染性腹膜炎で死亡しました。
    その兄弟2匹の検査をしたら、感染していましたが症状は出ませんでした。
    しかし、数年後その中の1匹が痩せ始め、フラフラしだして神経症状を出し、数週間後死亡しました。解剖の結果、ドライタイプのネコ伝染性腹膜炎でした。
    その後、もう1匹は、早目に動物病院で治療を受け元気にしています。


    [予防]
    ワクチン(※1)はありますが、使用すると清浄国と認定しないため輸出時に検疫が厳しくなります。日本はあくまでも清浄国にこだわりワクチンは使用しませんでした。

    [治療]
    殺処分


    (1) ワクチン : 汚染国に認定されると、清浄国にウイルスを持ち込まないための畜産物の検疫が厳しくなり、事実上畜産物の輸出が出来なくなります。イギリスも国内の半分のウシを殺処分してまでもワクチンを接種しなかったのは、その経済効率を考えてのことだといわれています
        

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