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猫エイズ【Feline
acquired immuno-deficiency syndrome】 |
| キーワード |
ネコ、エイズ、免疫不全 |
| 病原体 |
ネコエイズウイルス |
| 感染動物 |
ネコ |
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[動物の症状] 免疫不全、削痩(※1)、慢性口内炎
[敵を知る]
ネコエイズはヒトのエイズが発見された数年後の1986年に発見されました。発見当時ネコエイズがヒトにうつるのか議論されましたが、その後の研究でネコエイズはヒトには感染しないことがわかりました。
しかし、そういう情報はあまり知られていなく、ネコエイズを診断して飼主さんから『ヒトにうつりますか?』と一番よく質問される病気です。
他には、ヒトのエイズはサルに感染する可能性があることが知られています。ネコエイズウイルスがネコに感染しても直ぐに免疫不全に陥るわけではありません。抵抗力が少しずつ落ちていき、毛並みが悪くなったり、なんとなく元気がなくなったりします。そして、口を痛がったり、よだれが出たりする口内炎の症状が出ます。
免疫不全の末期になると、多くの臓器がやられて死亡します。感染から死亡するまで平均5年といわれています。
ケンカっぱやいの雄ネコのネコエイズの感染率は高く、約10%といわれています。
[病原体データ]
ヒトエイズの近縁のネコエイズウイルスはヒトエイズウイルスのワクチン開発などの実験モデルとして注目を浴びています。
ネコの感染経路は、ケンカでの出血による接触感染が主です。出産での母子感染はそれほど起こらないといわれていますが、出産後の親子間のケンカなどでうつるといわれています。
免疫不全の症状が出るまでには数年の時間がかかり、ひとたび免疫不全状態になると、慢性の口内炎や腎不全などになり、少しずつ体が蝕まれていきます。
ウイルス自体は弱く、一般的な消毒薬や洗剤で死滅します。
ネコエイズウイルスは血液で検査できます。
[症例]
なんとなく元気がない、毛づくろいをしなくなった、口が臭い、など些細な症状から始まります。そして治りの悪い口内炎などがめにつき、しだいに痩せていきます。
体調不良の状態が数年続いた後に、腎不全などで死亡します。または他の感染症、猫伝染性腹膜炎やネコ白血病ウイルス感染症などと混合感染し死亡していきます。
[予防]
感染ネコを個別飼育し、感染を拡げないようにする。現在ワクチン開発中。
[治療]
対症療法のみ、血液検査で感染がわかったら、体調に配慮して飼育しましょう。

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