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動物由来感染症
人から
  • インフルエンザ
  • 赤痢
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  • ◆ヒトからうつる
    動物たちはいつも加害者ではありません、ヒトと動物の共通感染症ですから、ヒトが動物にうつす場合だってあるのです。
    こういう考えは、一昔前まではありませんでした。ヒト医療を中心に廻っていて、動物からうつされることはっても、ヒトから動物にうつして問題になるなんて。
    毎年冬場になるとインフルエンザが流行ります。何万人も感染し、学級閉鎖で学校が機能しない時もあります。そのインフルエンザに感染する動物がいます。それはフェレットです。毎年冬になると、カゼを引いたフェレットが来院します。そして、話を聞くと家族もカゼを引いています。ワクチンメーカーではインフルエンザワクチンの開発に実験動物としてフェレットを用いるぐらいフェレットはよく感染するのです。
    フェレットもヒトと同じように鼻水を出したり、くしゃみをします。あかちゃんのフェレットでは命を落とすこともあります。
    ヒトのインフルエンザも、フェレットのインフルエンザも空気感染するのは知られていると思いますが、他にも感染経路があります。それは接触感染です。電車などに乗って、吊革などからうつるのです。意外に思うかもしれませんが、この接触感染の経路は、今重要視されています。
    だから、インフルエンザが流行ったら、マスクしたからと言って、安心してはいけません。帰ったら、手を洗い、うがいする事です。それで、フェレットにうつすリスクを減らせます。
    他にもヒトからの感染を心配しなければいけないところがあります。それは動物園です。動物園はヒトの病気をもらいやすいところです。特にヒトに近いサル山や類人猿のエリアは大変です。
    冬場は飼育係や動物園獣医師はハラハラです。あっという間に病気も広がるし気を抜けません。
    イラスト日本は衛生状態が良いので赤痢や結核の報告はほとんどありませんが、外国のサルの繁殖場では、たまに発生報告があります。人体薬の開発の最終段階でサルは実験動物として使われます。現在、サル類は保護の観点から、繁殖個体以外の捕獲を禁止されています。そこでサルの繁殖施設がある地域は、発展途上国の山の中にあります。貧しい地域のため、従業員の栄養状態もよくなく病がちな飼育員が世話をすることも多々あります。実際にあった話しですが、その従業員が結核に感染していて、サルにうつしてしまったということです、他にもアメーバー赤痢や赤痢菌をサルにうつして、大発生した事例もあります。
    結核や赤痢は無症状で過ごす個体もいることから、日本ではサル類の輸入に関してかなり厳しい検疫を行っています。検疫を強化することによってサルからサルへ、サルからヒトへの共通感染症を防いでいます。



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