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    E型肝炎【Hepatitis E】

    キーワード ブタ、肝炎、黄疸
    病原体 カリシウイルス
    感染動物 ブタ、ヒツジ、ウシ

    [動物の症状] 無症状

    [ヒトの症状] 黄疸、肝腫大

    [感染経路] 経口

    [敵を知る]
    ウイルス性肝炎の主なものは、5種類あり血液製剤などで感染するB型、C型、D型と経口感染するA型、E型が知られています。E型は、感染者の糞便に汚染された水などが主な感染源で、東南アジアや中米、アフリカなど熱帯、亜熱帯地域で流行して輸入感染症(※1)として考えられていました。1955年にインドのニューデリーでは、飲用水の汚染で約三万人の感染者を出しました。今まで日本には発生がないと思われていましたが、国内のブタの調査でE型肝炎ウイルスに感染しているブタが発見されました。ブタからヒトにうつったかどうかは、調査中です。

    [病原体データ]
    感染後2週から8週で症状が発現します。15歳から40歳に多く、他の肝疾患を併発していなければ、死亡率は低いと言われてきましたが、原因不明の肝炎で死亡した患者の保存血液を調べた結果、E型肝炎による死亡例を数例発見しました。
    免疫のない仔ブタに感染するといわれていて、成長するにつれて抗体でウイルスは排除されるので肉は感染源になりにくいと言われています。

    [症例]
    原因不明の劇症肝炎で死亡した男性二人の血清からE型肝炎ウイルスを検出しました。 今までは輸入感染症と考えられていましたが、死亡した男性は海外渡航歴もなく、感染経路も不明です。

    [予防]
    感染力が弱く熱にも弱いので、手洗いや食材の熱処理をしっかりやれば、予防できます。

    [治療]
    対症療法(※2)のみです。


    (1) 輸入感染症 : 海外旅行などで感染したり、海外の食品や輸入品などから国内に持ち込まれ国内で発生すること
    (2) 対症療法 : 発熱には解熱剤、咳には咳止めという感じで症状に則して治療すること
     

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