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◆ウサギ・ハムスターからうつる
ウサギは元々家畜として2000年ほど前の地中海付近で飼われ始めました。日本へは16世紀頃オランダ経由で渡ってきて飼われ始めました。戦時中はその毛皮と肉など余すことなく使うことが出来ると日本中で飼われていました。その繁殖力の強さで一時は660万頭が飼われていたと記録があります、現在イヌは1000万頭、ネコは800万頭の飼育と比べるとその多さがわかります。
一方、ハムスターは1800年代に発見されて、ペットとして飼われだしたのは、50年程前からです。始めは実験動物として、注目され戦後ペットとして家庭の中に入ってきました。
ハムスターは人気が高くその飼育頭数は推定でイヌ、ネコに次ぐと言われています。
どちらの動物も癒し系かと思われ勝ちですが、ウサギはケンカでの怪我が多く、ハムスターは死ぬまでケンカすることがあります。どちらも複数で飼育する時は飼育する広さを考え、逃げられる場所を確保するか、一匹飼いにしましょう。
ウサギやハムスターは、鳴かない、散歩いらない、フワフワしているということから、女性や一人暮らしの人に人気です。
そんな一人のMさんから朝一番で電話がありました。『先生、のうさぎ病って検査できますか?』
『えっ?』
始めは何を言っているのか理解できませんでした。数回病名を聞いてやっと理解出来ました。のうさぎ病=野兎(ヤト)病の事だったのです。詳しく話を聞いていると、インタネットの新聞で野兎病が話題に上がっているとの事でした。新聞報道より1日ぐらい情報の早いネット新聞を見ての電話だったのです。現在、野兎病はほとんど日本で見なくなりました。もちろん、飼育ウサギで診た経験はありません。Mさんから詳しく話を聞くと、日本へ輸出するアメリカの輸出業者のプレリードッグが野兎病でバタバタ死んだということでした。昨年、大金を叩いてアメリカよりチャンピオンウサギを購入したMさんはそれで心配したのです。名前に兎と入っていたし・・・
『1年近く元気なら大丈夫だよ』と話し、電話を切りました。
切った後に、ふと考えました。もし、調子が悪いと言ったら・・・
正直言って、海外からの輸入感染症を気軽に調べる動物検査センターはありません。
みんな伝手を使って、母校の大学や、その病気を研究している医学部などで調べてもらうのが現状なのです。みんな伝手を使って、母校の大学や、その病気を研究している医学部などで調べてもらうのが現状なのです。
話がそれました。最近の傾向として、みなさん情報に関してたくさん持っています。我々が知らないこともいち早く知ってることなんてざらにあります。ネットの凄さを目の当たりにした朝でした。
ウサギやハムスターは、よく触れる動物なので、さわってうつる病気が多いので、触れたら必ず手を洗いましょう。子供が世話をすることが多いハムスターが下痢をしたりしていたら、直接手に触れないようにして、きれいにしてあげましょう。
雑学:ウサギを数えるのに"羽"と数えることもありますが、それは江戸時代に「生類哀れみの令」という法律で4本足の動物は殺したり、食べたりする事が禁止されたことから始まりました。「生類哀れみの令」では鳥を食べることについては禁止されていなかったので、ウサギは鳥の「ウとサギ」だとこじつけ、ウサギも鳥だといって食べていたのです。その名残で、現在でもウサギを鳥と同じように数える場合もあります。
日本書紀に出てくる因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)をご存知でしょうか?
悪知恵がばれて、サメに皮を剥がされて大国主命(おおくにぬしのみこと)に助けられるお話です。これは記録に残る最古の獣医療で、大国主命が元祖獣医師ならガマの穂も記録に残る最古の動物用医薬品なのです。
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