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猫ひっかき病
【Cat Scratch Disease】 |
| キーワード |
ネコ、ノミ、リンパ節腫脹 |
| 病原体 |
バルトネラ菌 |
| 感染動物 |
ネコ、イヌ、ノミ |
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[動物の症状]無症状
| [感染経路] |
感染ネコやイヌによる咬傷やひっかき傷、感染ノミによる咬刺 |
[敵を知る]
その名の通りネコにひっかかれたり、咬まれたりした後に発症する病気です。このバルトネラ菌を広めるのはノミで、感染ノミに刺されたりしても感染しますし、イヌから感染することもあります。ヒトがイヌから感染しても"猫ひっかき病"といいます。ヒトが刺されると、発熱やリンパ節が腫れたりしますが、感染しているネコは殆ど症状を示しません。日本では病気自体が知られていないので報告数は少ないのですが、特に北米大陸での患者は年間2万人と言われております。動物と触れ合う機会が多い子供に多く15歳以下が半分を占めます。発生時期は7月から12月にかけて多く見られます。余談ですが、ヒトからみれば猫にひっかかれるわけですから、猫ひっかかれ病という名前のほうがよいのかなと・・・。
[病原体データ]
バルトネラ菌を持っているノミやネコ、イヌで感染します。ヒトが刺されたり、傷ついたりして感染すると、3日から2週間後に受傷した部位が赤く腫れあがります。同時にその周辺のリンパ節が腫れあがることもあります。アメリカ合衆国では、猫ひっかき病の10%が入院するまでリンパ節が腫れあがると報告がありますが、日本では同様の報告は今のところありません。猫ひっかき病の患者さんはネコやイヌと接触したことがあり、ひっかき傷が認められます。引っかき傷以外にノミが感染源となることもあります。特に若いネコ、遊び好きでやんちゃな仔ネコは、飼い主にじゃれてひっかいたり咬んだりしますから、大人のネコより感染源となる機会が多いです。また、大人のネコに少ない理由として、成長するにつれてバルトネラ菌への抵抗力が出て、バルトネラ菌を排除するためでは無いかと考えられています。
[症例]
ネコは無症状です。
ノミだらけの仔ネコを拾ってきた小学5年生のT君は、毎日のように仔ネコと遊ぶのが楽しみです。
ある日、仔ネコの爪がT君の手に引っかかり、少し血が出ました。たいした傷でないのでそのままにして置いたら、3日目にその傷が赤く腫れあがり、7日目頃から脇の下のリンパ節がゴルフボール大に腫れました。病院へ行き抗生物質を処方され1週間後には治りました。ノミは動物病院で駆除してもらいました。
交通事故で死んだ野良猫を川原で埋めてあげようと、やさしい小学生6年生3人がネコの亡き骸をタオルで包んで川原へ行きました。数日後、2名が発熱のため学校をお休みしました。そのうちの一人は、リンパ節が腫れたため詳しい検査を行った結果、バルトネラ菌の遺伝子が検出されました。この事例はネコからの感染でなく、ノミからの感染でした。
[予防]
手洗いをすることと、傷がついた場合は消毒することです。
ノミがこの病原体を伝播するのでノミの駆除も効果的です。
[治療]
抗生物質による治療
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